カナヘビを探しに
息子が「カナヘビを飼いたい!」と言い出しました。
そこで近所の森へ採りに出かけることに。
カナヘビは草や落ち葉の中にいると中々見つけられません。
人が近づくと逃げるので、
その時のカサカサッという音でようやく気付けます。
そうやって何度か見つけたのですが、さすがは野生動物。
あ!と思った瞬間に草むらへ逃げ込まれてしまいます。
なかなか捕まえられず歩き回っていると、
日当たりの良い開けた岩場を発見しました。
「こういう場所なら出てきそうだね」と話しながら、
探し回るのはやめて暫く待ってみることにしました。
私は持参したコーヒーを飲んで、息子はお菓子を食べながら休憩。
学校のこと、夏休みに行きたい場所など、
親子で他愛もない話をしながらのんびりしました。
本筋からは逸れますが、私はこういう時間がとても好きです。
いいお天気の中、子どもとお出かけしておしゃべりする。
地味かもしれませんが、私はこれで十分幸せに感じます。
遂に捕まえた
暫くすると予想どおり、
岩の上にカナヘビが姿を現しました。
今度は逃さず無事に捕獲。
ようやく手にしたカナヘビに息子は大喜びです。
その時から「なんだかお腹が大きいな」とは思っていたのですが、
そのまま家へ連れて帰りました。
息子は熱心に飼育ケースの中に自然を再現していました。
石を並べたり、コケを敷いたり、雑草を植えたり。
まるで近所の森の一角をそのまま切り取ってきたような環境です。
毎朝世話をしながら、「いい感じ~」と満足そうに眺めています。
生きものを飼うことも楽しいですが、
生息環境を再現することにもロマンを感じているようです。

まさかの卵
そんなある朝のこと。
「父ちゃん!カナヘビが卵産んだ!!」
早朝に息子の大声で起こされました。
見に行ってみると、飼育ケースの石の下に白い卵が4つ。
私も実物を見るのは初めてで、思わず見入ってしまいました。
息子が言うには、最近カナヘビが石の下へ
潜ったり出てきたりを繰り返していたそうです。
不思議に思って石の下を覗いてみたところ、
卵を見つけたとのこと。
お腹が大きかったのは卵を抱えていたからでした。

孵化を目指して
早速、息子は図鑑を開いて卵の育て方を調べ始めました。
直射日光を避け、適度に湿らせた土の上に置いておけば、
1か月半ほどで孵化するそうです。意外と簡単そう。
無事に孵化するようにお世話を続けていきます。
いつも通り、息子に本物に触れる体験をと思って
カナヘビ採りに出かけましたが、まさか卵まで観察できるとは。
自然の中で遊んでいると予想以上に面白いことがたくさん起きますね。
さて、この4つの卵は無事に孵化できるでしょうか。
楽しみにしながら親子でのんびり待つとします。


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