子どもの頃に憧れた夏休み
私は子どもの頃から、生きものを探したり、
自然の中で遊んだりするのが好きでした。
でも都会育ちだったので、そういった機会は少なく、
町中の公園にある小さな森や池など、
身近な場所で生きものを探していました。
一人で池を覗いたり、都会の小さな森で虫を探したり。
細々とした遊びでしたが、それでも自然の中で
何かを見つけることが楽しかったのです。
同時に、田舎の雄大な自然の中でたくさん遊んでみたい
というはがゆさも感じていました。
ぼくのなつやすみ
そんな時、あるゲームを知りました。
「ぼくのなつやすみ」です。
昭和時代を舞台に、主人公の子どもが
田舎の親戚の家で夏休みを過ごすというストーリー。
虫を探したり、魚を釣ったり、川や海で泳いだり。
朝から晩まで自然の中で遊ぶ。
「これこそ自分が求めていた夏休みだ!」
そう思って夢中でゲームをプレイしました。
一方で、楽しみながら少し切ない気持ちにもなりました。
こんな憧れの夏休みは自分には体験できない。
子どもながらそのことを理解していたのです。
憧れの夏休みを再現
でも、大人になってから気付きました。
「あの夏休み、今なら再現できる」と。
大人になった今なら、旅の計画を立てられる。
車を運転して、行きたい場所へ行ける。
少しばかりですが、自分のお金もある。
そして、一緒に夏を楽しめる自分の子どもたちがいる。
そう考えると、無性にあの「憧れの夏休み」を再現したくなりました。
ゲームの中ではなく、現実の世界で。
自分の子どもたちに、あの頃の自分が
憧れていたような体験をしてほしい。
本物の川に入り、本物の魚を捕まえる。
夜の森で、本物のクワガタを探す。
自然の中で一日中遊ぶ。
憧れの夏休みを、子どもたちと一緒に。
そう思うようになりました。
自然の中で遊ぶということ
今年の夏も、子どもたちと自然の中でたくさん遊びました。
クワガタを探したり、ライトトラップで虫を集めたり。
川で魚を捕まえたり、滝に飛び込んだり。
やっていることはとてもシンプルですが、
自然の中にいると、子どもたちは自分で遊びを見つけます。
魚を追いかけたり、虫を探したり、石をひっくり返してみたり。
自然には、決まった遊び方がありません。
何が見つかるかも分からないし、思い通りにいかないこともあります。
自分で考えながらいろいろ試してみる。たまにうまくいく。
そんなところに自然の中で遊ぶ楽しさがあるように感じています。
大人になっても待ち遠しい夏
世の中では、スマホゲームや動画配信、
AIなど、新しい娯楽が次々と出てきます。
もちろんそれらにも面白さはあり、
私も子ども達と一緒に動画を見たりもします。
でもそれだけではなく、敢えてもっと
素朴な楽しみも追求していこうと思います。
虫を探す。
魚を捕まえる。
川に入る。
森を歩く。
昔から変わらない遊びを子どもたちと一緒に。
子どものころに憧れていた夏休みを、
今度はゲームの世界ではなく、現実の世界で。
何より自分の子どもたちとの自然遊びは、
大人になった今ならではの楽しみ。
そんなこんなで、大人になった今でも、
ちゃんと夏が待ち遠しいのです。


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